ミルク出しコーヒーの作り方 深煎り編
今回は巷でブームになってきている[ミルク出しコーヒー]別名[牛乳出しコーヒー]を作ってみます。
水出しコーヒーは別名ダッチコーヒーとして数十年前から喫茶店やコーヒー専門店で専用の器具を使って一滴ずつ垂らしていき約8時間かけて作られるコーヒーとして人気を集め、その後水出しコーヒーポットという麦茶を作るような手軽さで家庭に浸透していき、現在はCOLDBREWという形で世界各国にも広がりを見せています。
ちなみにダッチとはオランダを指す意味で[オランダのコーヒー]的な言葉ですが、オランダではほとんど飲まれていません。(存在しない説も)
「じゃあなぜダッチコーヒー?」という疑問が生まれるのですが、昔インドネシアがオランダ領だったときに現地で穫れたコーヒーを飲もうとしたが、苦味の強いロブスタ種ばかりだったので、普通にお湯でコーヒーを飲もうとすると苦くて飲めない。。
そこで「水に浸けて飲めばスッキリ飲めるじゃん!」と気付いた人がいて、そこから広まったとされています。
さて、今回は水の代わりに牛乳で浸けるコーヒーというレシピですが、誰でも思い付きそうなレシピではあったんですが、自分もコーヒーの仕事始めてから約20年全く意識したこともなく、初めて作るレシピとなります。
今回用意したのは
コーヒー豆 GENERAL フルシティロースト 35g
水出しコーヒーパック
牛乳 ファミマの牛乳500ml
お好みでガムシロップ
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コーヒー豆はプレジャーコーヒーの業務用ブレンドGENERALを使用。
低価格でコスパの高い業務用コーヒーとしてご公評頂いておりますが、4種~5種を配合したボディ感のあるコーヒーなので果たしてどうなるか。
①深煎りのコーヒー豆の細挽きを水出しコーヒーパックに詰めます。
ここが唯一のハードルなのですが、粉は当然パックしないとこぼれてしまいますので、本来はヒートシーラーで止めるのですが、便利なものがありました。
こちらは折りたたむだけでシーラー要らずでお好きなコーヒー粉を詰めることができます!
手に入らない場合は既製品の水出しコーヒーパックの500ml用を買いましょう。
②牛乳を500ml容器に入れて、コーヒーパックを投入してラップをして冷蔵庫に入れます。(先にコーヒーパックでも可)
500mlギリギリの容器だとパックを入れた瞬間溢れてしまいますので、多少余裕を持った容器が良いでしょう。
水出しコーヒーだと一般的に8時間~12時間浸けるので、一度8時間で出してみます。
すっかりカフェオレのような色になってますね!
味見をしてみると[ほぼ牛乳。ほんのりコーヒー風味]といったとこでしょうか。。
想定内でしたが水出しコーヒーは基本常温の水を使うので8時間でもしっかり味が出ますが、冷えてる牛乳だとコーヒーの成分がまだ出切ってないようですね。
それではあと4時間置いて12時間後のを試してみましょう。
劇的には変わらないですがややコーヒー色が強く出てきました。 他の方の作ったのを見てもだいたいこれくらいなので、こちらで完成とします!
③12時間ほど浸けてコーヒーパックを取り出して完成!
ちなみにこのまま16時間、24時間と浸けておいても美味しい成分はほとんど出切ってしまっているので、12時間漬けてもコーヒー感を感じられないのであれば、自分で詰める場合は豆量を40gに増量、または粉をさらに細かくすれば濃度は上がります。
既製品の水出しコーヒーパックの場合は牛乳の量を400mlにしたりして減らすか、思いきってコーヒーを2パック使いましょう。
氷を加えて完成!
お味の方は牛乳感が強いのですが、しっかりコーヒーの味わいも出ています。 かなり優しい味わいで、コーヒーが苦手な方でもこれは飲めるはずです。
一番収穫だったのがコーヒーの好ましくない成分が全くといっていいほど出ておらず、言い方は悪いですが低品質のコーヒーを一番有効利用出来る飲み方かもしれません。
多少甘さを加えるとより美味しく飲めますので、コーヒーが苦手な方や子どものコーヒーデビューにも最適ですね。
自宅で誰でも簡単に作れるというのも高ポイントです。
次回以降は
[ミルクと相性抜群のコーヒー豆と牛乳や甘味料にもこだわった絶品ミルク出しコーヒー]
[お子様や妊婦の方でも安心!カフェインレスコーヒーを使った牛乳出しコーヒー]
こちらにも挑戦していきたいと思います!