【実験室】デロンギ 全自動コーヒーマシンの起動時間
今回はデロンギの全自動コーヒーマシンの起動時間について検証していきます。
忙しい朝や時間が無いときは1秒でも早くコーヒーを飲みたいですよね。 一般的なコーヒーメーカーやハンドドリップ、業務用マシンとの差も含めて解説していきたいと思います。
まずは一般的なコーヒーメーカーですが、大多数のコーヒーメーカーは起動時間というものはほとんど無く、水と粉をセットしてスタートすればすぐにコーヒーを淹れようとしてくれます。
ただし内部で当然お湯を沸かす時間があるので、スタートしてすぐにコーヒーが出てくるというものではありませんので、マグカップ1杯分出来上がるまでは約3分〜となります。
しかし一般的なコーヒーメーカーは前述の水と粉をキッチリ計量してセットする時間があるので、粉からであれば約4分。豆を直前に挽いてからであれば出来上がりまで約5分となります。
全自動のコーヒーメーカーであればミルから抽出まで自動でやってくれますが、ミルに1分〜2分掛かるコーヒーメーカーも多いので、出来上がり時間はやはり約5分~となります。
ハンドドリップはお湯を沸かす時間が早くて2分、その間に豆や粉を準備するとして、抽出に約3分はかかるのでこちらも約5分。
業務用コーヒーメーカーは速い機種で約15分、数百万する業務用のエスプレッソマシンは30分~というのがザラです。
そして本題のデロンギマグニフィカS ECAM23120ですが、実際に計測してみたところマシンが完全に冷え切っている状態で電源ONからコーヒーの抽出OK表示になるまでが約90秒という結果でした。
ただしマシンの内部温度によって起動時間は変わるので、コーヒー抽出後電源OFFにして数分後に起動した場合は約60秒と、30秒も短縮されました。
別の場所にある同じECAM23120でも検証してみたところ、最短が58秒、最長が88秒だったのでほぼ同じ結果となりました。
ちなみにコーヒー抽出時の温度設定を低めにすればもっと短く、熱めにすればもっと長くなるのかな?という検証も行いましたが、こちらは意外にも(?)全く変わらないという結果になりました。
さらに[機種によって起動時間は変わるのか?]という疑問もあったので上位モデルのオートカプチーノタイプのECAM35055にて同じ条件で検証してみたところ、こちらはマシン温まり状態では最短約34秒、マシンが冷えている状態でも最長60秒と、さすが上位モデル!という結果になりました。
コーヒー抽出準備OKの状態で普通のコーヒーカップ一杯分を作るのにかかる時間は約45秒なので、豆と水が入っている状態からであれば「コーヒーを飲もう!」と思ってから約2分~3分くらいでコーヒーを口に運べるというイメージで大丈夫だと思います。
「まぁたしかに早いけど普通のコーヒーメーカーとそんなに変わらなくない?」と思われるかもですが、デロンギの全自動コーヒーマシンは「豆や水の計量から内部の洗浄までが自動」という大きなアドバンテージがあるので、日々の時短的な意味合いで言えば年間で数十時間分の時短になるという話もあります。
店舗で使用したい!という方も一日数杯のレベルであれば1回ごとに電源のON/OFFでも大きな時間ロスとはならないと思いますが、節電モードというのもあるのでそちらを利用すれば電力をかなり抑えつつすぐにコーヒーが作れるので推奨します。
まとめ
・ECAM23120の起動時間は約1分~1分半
マシンの内部温度状態で30秒ほど変わる。
・上位モデルは起動時間が速い
・温度設定による時間の差は無い
という検証でした!